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2008年11月19日(水) 12時01分

米株高も帳消しに〔東京株式〕(19日前場、続き)時事通信

 朝方の外資系証券経由の売買注文が約4カ月ぶりに10日連続の売り越しを記録したほか、円相場がやや円高に傾いたことが、「買いの手を鈍らせた」(中堅証券)。支援材料とみられた前日の米国株反発も、時間外取引での米株価指数先物の軟調推移で「帳消し」(ネット証券)になった。買い手不在の中、増資による需給悪化が懸念されたメガバンク株や、鉄鋼、商社、自動車など景気敏感株への売りに押された。
 国内政局が再び流動化し始め、「金融機能強化法改正案の行方が危うくなってきた」(大手証券)ことへの警戒感が急浮上。米自動車大手3社の経営難など米国経済の深刻化に目を凝らしてきた市場関係者も、「対岸の火事に気をとられている場合ではない」(先のネット証券)と危機感を募らせている。(了)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000059-jij-brf