警察庁は19日午前、警視庁と埼玉県警の刑事部、警備部幹部を東京・霞が関の警察庁に集め、緊急の捜査会議を開いた。
警察当局は、元厚生事務次官宅を狙った連続テロの可能性も視野に捜査しているが、二つの事件の関連が断定されていない段階で合同捜査会議を開くのは極めて異例だ。
冒頭、警察庁の米田壮刑事局長が「第三の犯行を絶対に許してはならない」と述べ、歴代の厚生事務次官や社会保険庁長官らの自宅周辺の警戒を徹底するよう訓示。今後の捜査については「関連性は不明だが、被害者の経歴、刃物が使われたこと、玄関先で襲われたとみられることなど共通性がある。関連性を視野に共同して捜査してほしい」と指示し、過激派や右翼の捜査を担当する公安部門などとも連携するよう求めた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081118-5344510/news/20081119-OYT1T00358.htm