元厚生次官らの連続殺傷事件を受け、厚生労働省は19日、インターネット上のホームーページに掲載していた幹部名簿を削除した。同省広報室は「警備上の理由からで、当分の間続ける」としている。
広報室によると、これまで掲載していたのは大臣以下、各課の企画官レベルまで約350人の肩書と氏名。事件を受けて協議した結果、削除を決めたという。
また同省人事課は19日午前、各部局の庶務担当約20人を集め事件の経緯を説明。家族も含め、職員の安全確保を徹底するよう求めた。不審な電話がかかってきた場合はただちに人事課に報告することも指示した。