2008年11月18日(火) 00時08分
麻生首相、2次補正提出明言せず=民主、新テロ法案採決撤回−初の党首会談平行線(時事通信)
麻生太郎首相(自民党総裁)は17日夜、首相官邸で民主党の小沢一郎代表と約30分間、会談した。小沢氏は2008年度第2次補正予算案を今国会に提出するよう要求したが、首相は明言を避けた。この後、自民党の大島理森国対委員長は民主党の山岡賢次国対委員長に電話で、2次補正予算案を来年の次期通常国会に提出するとし、小沢氏の要求を拒否する考えを伝えた。
民主党は、18日に参院外交防衛委員会で予定されていた新テロ対策特別措置法改正案の採決に応じない方針。同党は対決姿勢を一段と強めており、30日に会期末を迎える今国会での新テロ法改正案や金融機能強化法改正案の成立は不透明な状況となった。
首相と小沢氏の党首会談は麻生政権発足後初めて。首相は2次補正について「いつ出せるか明快に答えることはできない。出せるよう努力する」と述べるにとどめた。小沢氏は、今国会提出に応じなければ、新テロ法改正案の参院外交防衛委での採決を先送りする考えを表明。これに対し、首相は「参院で決められたことを党首が一方的に破棄するのは納得しかねる」と反論した。
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