2008年11月18日(火) 11時30分
米ヤフーのヤンCEOが辞任へ=MS騒動で求心力低下(時事通信)
【シリコンバレー17日時事】米インターネットサービス大手ヤフーの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のジェリー・ヤン氏(40)が17日、辞意を表明した。今年前半の米マイクロソフトによる買収提案騒動や、業績回復の切り札と意気込んだ米検索エンジン最大手グーグルとのネット広告提携案の挫折で、求心力低下に歯止めが掛からず、株主らから辞任圧力が高まっていた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、ヤンCEOは同日、全従業員にあてた電子メールで「(2007年6月の)CEO復帰当時から取締役会メンバーと退任時期を話し合ってきた」と明かした。その上で「今がそのタイミングと判断した」と述べるにとどめ、低迷する業績や株価に関する責任については触れなかった。
ヤン氏はまた、当面のCEO代行としてボストック会長を指名。ヤン氏は後任CEOが決まり次第、正式に辞任するが、その後も取締役会の一員として「積極的に助言していく」としている。
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