米インターネット検索大手ヤフーは17日、ジェリー・ヤン最高経営責任者(CEO)が近く辞任すると発表した。同社は新たなCEO選びに着手した。
ヤン氏はソフトウエア最大手、米マイクロソフト(MS)の買収提案を退けたものの、代替策として取り組んだ同業のグーグルとの提携は失敗に終わった。業績が伸びず、株価も低迷しているため、事実上の引責辞任によるトップの刷新で新たな経営改善策を模索する。
マイクロソフトに反感を持っていたとされるヤン氏の退任で、ヤフーのマイクロソフトへの身売りも再浮上する可能性がある。一部の株主は買収案に応じなかったことを批判していた。
業績不振を受けて2007年6月に共同創業者のヤン氏がCEOに就任したが、グーグルの攻勢などで経営改善は進まなかった。ヤン氏は取締役を継続する。
ヤン氏は「CEO交代にふさわしい時期だ」としている。後任は社内外から選定する。(共同)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081118-OHT1T00191.htm