記事登録
2008年11月18日(火) 11時06分

パリで京都工芸展スポーツ報知

17日、パリ中心部で始まった「京都工芸の精華」展の会場(共同)

 陶芸や木工など京都の工芸品をフランスに紹介する「京都工芸の精華」展が17日、パリ中心部で始まった。伝統文化に支えられた京都の工芸品の現代の姿を伝え、文化交流につなげるのが狙い。

 木工芸の重要無形文化財保持者(人間国宝)、村山明さん(64)ら工芸の各分野をリードする18人でつくる「作家集団工芸京都」が主催。作品約60点を展示する。

 村山さんは「複雑な要素を組み合わせながら外見はすっきりと優しく見える工芸品を目指している。フランスの人たちにも、京都の言葉で言う『ほっこり』とした感覚を味わってもらいたい」と話している。

 今回の工芸展は日仏修好通商条約の締結から今年で150年、京都とパリ両市が姉妹都市となってから50年になるのを記念して行われる文化行事。12月6日まで。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081118-OHT1T00178.htm