【ワシントン16日共同】オバマ次期米大統領とミシェル夫人は16日、当選後初めて2人そろって米テレビのインタビュー番組に出演し、オバマ氏は「経済が再び順調に動きだすようにいかなる措置も取る」と述べ、歳出を拡大して景気刺激に積極的に取り組む姿勢を強調した。閣僚人事では共和党員も入閣すると語った。
オバマ氏は共和党も民主党も「来年、再来年の財政赤字を憂慮しないという合意ができている。最も重要なのは深刻な景気後退を避けることだ」と語った。金融機関への規制強化は「最優先課題」と述べた。
焦点となっている米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の救済策について「支援をすべきだが、白地の小切手は渡せない。経営、労働者、関連企業が将来の米自動車産業のあるべき姿を考えて支援の条件を決めるべきだ」と述べた。