【台北16日共同】台湾総統府の機密費不正流用事件をめぐって逮捕され、抗議のハンガーストライキを続けていた
地元テレビなどによると、陳前総統は逮捕された十二日から収容先の独居房でハンストを開始。十六日で五日目に入り、胸部や胃に痛みを訴えるなど衰弱が目立っていたという。拘置所は心電図に異常がみられたため、搬送を決めた。
拘置所や病院付近では大勢の支持者が集まり、「阿扁(前総統の愛称)がんばれ」などと叫んだ。
最高検は十二日、公金横領などの疑いで陳前総統を逮捕したが、前総統は「(わたしを)政治的に抹消することが狙いだ」との声明を発表するなどして逮捕は不当と主張、徹底的に争う構えをみせていた。