2008年11月16日(日) 08時05分
日弁連会長「裁判員制度十分やっていける」(産経新聞)
宮崎誠日弁連会長が14日、高松市内のホテルで開かれた「四国弁護士会連合会定期大会」に出席。記者会見した宮崎会長は来年5月からスタートする裁判員制度について宮崎会長は「いよいよ始まる。全力で弁護士の対応態勢を整え、国民参加への理解を求めていきたい」などと抱負を述べた。
裁判員裁判では、公判前整理手続きでの証拠の絞り込みや、連日開廷などで判決までの迅速化が図られる一方で、被告側が十分な審理を受けられないのではないか、という懸念もある。
宮崎会長は「これまでの裁判は法廷よりも取り調べでの自白が重要な証拠として採用されてきた。裁判員裁判では裁判員のいる法廷での弁解が重視される。被告の防御権にとって必ずしも不利ではない」と意義を強調した。
裁判員となる国民の不安について宮崎会長は「日本にはなじまないという声もあるが、十分にやっていただける」と期待感を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081116-00000001-san-l37