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2008年11月16日(日) 00時08分

通話だけ携帯や専用検索 有害情報から子ども守る中国新聞

 電話会社やインターネット関連会社が、ネット上の有害情報から、子どもを守る取り組みを強化している。通話だけの携帯電話や専用の検索ツールなどを提供して、アダルトや出会い系などのサイトを閲覧できないようにする。

 携帯やネットを悪用した犯罪が社会問題化する中、保護者の安心・安全への期待に応える。

 KDDIは、小中学生向けに、登録した相手だけとの通話と位置情報の発信、防犯ブザーに機能を絞った携帯電話を十月下旬に発売した。これまでも子ども向け携帯はあったが、インターネットの閲覧やメールを使えないようにしたことが特徴だ。

 NTTレゾナントは、パソコンから有害情報サイトへのアクセスを防ぐ検索ツール「安心gooスティック」を無料で提供し始めた。閲覧ソフトに検索バーとして組み込んで使う。例えば「アダルト」と打って検索しても、何も表示されない。

 サイト監視事業を手掛けるイー・ガーディアン(東京)は十一月末にも、「学校裏サイト」の調査サービスを始める。悪口が書かれた投稿の削除手続きや、生徒に対するネット教育のアドバイスを学校側から引き受ける。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811160101.html