日本三大船神事の一つで、12年に1度、来年春に開かれる松江城山稲荷(いなり)神社式年神幸祭「ホーランエンヤ」の日程と櫂(かい)伝馬船の順路などが、このほど同祭奉賛会と協賛会の合同常任理事会で正式に決まった。
松江城山稲荷神社の御神霊を東出雲町の阿太加夜(あだかや)神社に運ぶ渡御(とぎょ)祭は来年5月16日。市内5地区が用意する櫂伝馬船団は宍道湖大橋南詰めの大橋川をスタートし、同大橋からくにびき大橋までの4本の橋の間を周回しながら勇壮な踊りを披露する。
復路の還御(かんぎょ)祭は同24日。大橋川のほか、松江城山公園のステージでも櫂伝馬踊りの舞台がある。両日とも松江市向島町に団体客向けの有料観覧席約900席が初めて用意される。