冬の宍道湖に飛来する野鳥の観察会が15日、出雲市の斐伊川河口であった。近畿以西で初めて飛来が確認されたハクガンも現れ、参加した子どもたちを喜ばせた。
松江市などから親子連れ17人が参加。宍道湖グリーンパークを運営するホシザキグリーン財団の野津登美子企画交流課長の案内で、双眼鏡でのぞきながらコハクチョウの親鳥と幼鳥の見分け方を学んだ。
ハクガンはマガンの群れに混じって水田で餌をついばむ姿や、河口に移動する様子を観察できた。松江市の古江小4年、宇野愛海さん(10)は「珍しい鳥が見られて良かった」と喜んでいた。野津課長は「斐伊川は有数の飛来地。マナーを守って観察しましょう」と呼びかけていた。
【写真説明】斐伊川河口でコハクチョウやマガンを観察する親子連れ