【ニューヨーク14日共同】14日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米個人消費の低迷が深刻化するとの懸念などから大幅反落し、前日比337・94ドル安の8497・31ドルで取引を終えた。一時、上昇に転じる場面もあったが、取引終了にかけて下げ幅を拡大する不安定な値動きとなった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は79・85ポイント安の1516・85。
10月の米小売売上高が過去最大の下落率となり、小売りやハイテク関連株を中心に幅広い銘柄が売られた。百貨店などの小売り関連企業が慎重な業績見通しを発表したことも嫌気された。
政府による支援への期待で米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)などが買われ、ダウ平均は一時、87ドル高まで上昇する場面もあったが、前日に急騰した反動で利益確定の売りも出やすく、長続きしなかった。