【イスラマバード14日共同】パキスタン北西部ペシャワル近郊ハヤタバードで14日、朝日新聞イスラマバード支局の四倉幹木支局長(39)が乗っていた車が武装グループに銃撃され、四倉支局長は右脚に重傷を負った。意識ははっきりしており、命に別条はない。首都イスラマバードの病院に搬送された。
四倉支局長や地元当局者によると、銃撃されたのは14日午後1時(日本時間同5時)すぎ。同国北西部部族地域に近いハヤタバードからペシャワルに戻る途中、誘拐を図ろうとした武装グループに車を止められそうになったため、加速して逃げようとしたところを撃たれた。
朝日新聞社広報部によると、武装グループは4人組で、四倉支局長は車の後部座席にいた。
パキスタン当局によると、一緒に乗っていたパキスタン在住のアフガニスタン人通訳も胸と手に2発の銃弾を受け重傷を負った。四倉支局長は電話取材に対し「突然撃たれた。2人とも意識ははっきりしており、大丈夫だ」と落ち着いた様子で話した。