譲渡目的で、振り込め詐欺に使われた銀行口座を開設したとして、千葉県警松戸署は13日、詐欺容疑で、同県柏市の市立中学3年の女子生徒(15)を逮捕した。
県警によると、生徒は調べに対し、「男友達に『金になる』と誘われ、1人で口座を開いてキャッシュカードを渡した」と話している。同署は「振り込め詐欺にかかわる人物が低年齢化している」と懸念、譲渡先や余罪を追及している。
調べでは、生徒は昨年11月2日、都市銀行の柏支店で、他人に譲渡する目的で口座を開設し、通帳とキャッシュカード1枚をだまし取った疑い。
松戸署によると、昨年11月末、社会保険事務所を名乗る男が松戸市の女性(79)に「医療費の還付を受けられる」と電話。女性は2口座に計約200万円を振り込む被害に遭い、女子生徒の口座には約100万円が振り込まれた。
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