NHK経営委員会の次期委員長に、岩崎芳史委員長代行(三井不動産販売会長)(65)が就任する方向で調整が進んでいることが14日分かった。政府関係者が明らかにした。12月下旬に任期満了で退任する古森重隆委員長(富士フイルムホールディングス社長)(69)の後任。委員長は12月22日の経営委で、委員の互選により正式に選出される見通し。
経営委は12人の委員で構成し、執行部の職務を監督する。岩崎氏は昨年6月に委員に就任。古森委員長と歩調を合わせ、今年10月に経営委が議決した次期経営計画に、2012年度から受信料収入の10%を視聴者に還元することを盛り込んだ。
政府は13日、みずほフィナンシャルグループの前田晃伸社長(63)を含む4人の委員人事案を国会に提示。衆参両院の同意を経て、新たな体制が決まる。