クレジットカード・信販大手5社の9月中間連結決算は、4社が減収だった。買い物などでのカード利用は堅調だったものの、貸金業への規制強化を受けた貸し出しの減少などが響いた。貸し出しの際の審査を厳格化したことなどで貸し倒れが減って、税引き後利益では3社が増益だった。
税引き後利益では、クレディセゾンが保有株式の売却益などの特別利益を計上し、前年同期比27・6%増だった。オリエントコーポレーションは前年同期の2倍を超え、ジャックスは前年同期の赤字から黒字に転換した。
アプラスは保有株式の減損処理により、5億円の特別損失を計上したことなどで減益となった。