2008年11月13日(木) 21時50分
マジコン規制せよ!違法ゲームソフトで数十億円被害(産経新聞)
携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」をめぐっては、インターネットでソフトの無断配信が横行。発売前のソフトがネット上に出回ったケースもあり、メーカー側の損害は数十億円に上るとの試算もある。
【関連フォト】東京ゲームショウ2008を彩った女神たち
「コンピュータソフトウェア著作権協会」(東京都)が8月に行った調査によると、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じて流通したDSソフトは、約185万本。国内販売分の平均単価を約3200円で換算すると、被害額は約60億円に上り、別の調査では平成16年12月のDS発売以降、中国など海外7つの違法サイトでダウンロードされた件数は約1億1200万件に達したという。
ただ不正に複製したDSソフトを使えるようにするには、DS専用ソフトと同じ形状の「マジコン」がなければ起動できない。しかし、東京・秋葉原や大阪・日本橋などでは1個5000円程度で販売されており、国内でも数十万個が出回っているとされる。
同協会は「マジコンそのものを法律で規制することを検討すべき」と強調。任天堂も「ゲームソフトの違法流通は放置できない状況にあり、多くのメーカーを含む業界全体が被害を受けている」と訴えている。
【関連記事】
・
任天堂「DSi」、初回出荷20万台わずか4日で完売
・
任天堂など55社、「マジコン」販売業者を提訴
・
ゲーム無断販売 著作権法違反容疑で3人を逮捕
・
人気アニメ「クラナド」をファイル共有ソフトで公開 男3人を追送検
・
児童ポルノを「eMule」で世界中にバラまく 会社員ら2人逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000604-san-soci