自動車用ゴムシールなど製造の西川ゴム工業(広島市西区)は11日、国内工場で働く派遣社員を12月末までに約200人から約100人に半減すると発表した。北米市場低迷などで取引先の自動車メーカーが相次ぎ国内で減産に踏み切っており、受注減に対応して生産体制を見直す。
白木(安佐北区)安佐(同)吉田(安芸高田市)三原(三原市)の広島県内4工場と、100%出資子会社の西川ゴム山口(下関市)の工場が対象。現在、生産要員の2割弱を占める約200人の派遣社員が働いている。
西川ゴム工業は、派遣会社と派遣契約を更新しない手法で9月から既に削減を進めており、年内に約100人まで減らす。