『私はヘビースモーカーで、毎日たばこが手放せません。裁判員になっても裁判所では、たばこは吸えるのでしょうか。』
こんな夫婦の会話を想像してみてください。
「裁判員候補に選ばれちゃったよ。堅苦しそうな裁判所なんて役所、きっとたばこは吸えないだろうな。苦痛だよ」
「あなた、まさか法廷でもプカプカやるつもりだったの? 最近は、これだけたばこの害についても言われているのに……」
裁判所では、「受動喫煙」を防ぐため、全館で分煙を実施しています。愛煙家の方には、休憩中や昼食の時間帯に限り、排煙設備のある所定の場所で喫煙していただくことができます。
奥様に指摘されるまでもなく、法廷で審理が行われている間や、裁判官と評議を行う時間などでは、喫煙は遠慮していただくことになります。
(札幌地裁総務課長 安藤正樹)