2008年11月11日(火) 10時25分
オウム松本死刑囚が再審請求=執行時期に影響か−教団事件で2人目(時事通信)
オウム真理教による地下鉄、松本両サリン、坂本堤弁護士一家殺害など13事件で殺人罪などに問われ、死刑が確定した元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(53)側が、東京地裁に再審請求したことが11日、分かった。請求は10日付。再審請求中の死刑囚が刑を執行された例はほとんどなく、請求は松本死刑囚の執行時期に影響を与える可能性があるとみられる。
教団による一連の事件で死刑が確定した5人のうち再審請求が確認されたのは、元幹部岡崎(現姓宮前)一明死刑囚(48)に次いで2人目。
松本死刑囚は13事件すべてで首謀者と認定され、2004年2月に東京地裁で死刑を言い渡された。
弁護団は「意思疎通ができない」として期限内に控訴趣意書を提出しなかったため、東京高裁が06年3月に控訴棄却を決定。最高裁が同年9月、弁護側の特別抗告を棄却し、死刑が確定した。
【関連ニュース】
・
バリ島爆弾テロで3人の死刑執行=報復に備え厳戒態勢-インドネシア
・
林真須美被告、2月弁論=和歌山カレー事件-最高裁
・
横浜事件、再審開始確定=地検が即時抗告見送り
・
安重根のすずり返還へ=韓国「国宝級」遺品-宮城・大林寺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081111-00000036-jij-soci