撮りためたホームビデオを音楽付きのビデオクリップ風に仕上げたいが、動画編集の知識も技術もない。そんなときに使えそうなのが、「ビデオマジック」だ。作りたいビデオの形式(スタイル)を選ぶことで、自動編集してくれる。結婚式、運動会の記録はもちろん、仕事の発表まで幅広く活躍しそうだ。(山田聡)
編集にはアップルの「クイックタイム・プレーヤー」が必要となる。ない場合はアップルの公式サイト(http://www.apple.com/jp/)から入手しよう。
ソフトを立ち上げたら、基本動作画面を開き、動画や写真、音楽を取り込む。動画は、顔が自動認識され、人物中心に編集される。
動画は取り込んだ後に編集ができる。一覧から編集する動画を選び、右端にあるボタンをクリックすると、編集画面が現れる。不必要な場面は「NG」ボタンでカットしておこう。タイトルの作成は、基本動作画面の「パーソナル」を開いて行う。
STEP2 効果考えスタイル選択次は、どんな作風に仕上げたいかを「スタイル選択」で決める。スタイルは、15種類が用意されているので、まず、サンプルで確認しておこう。
選ぶスタイルの種類によって映像効果も変わる。例えば、「マルチフレーム」は、動画や画像が映画のフィルムのような縁に入って、画面を横切る。「幾何学」は、タイルがはがれ落ちるようにして、動画が切り替わる。
紙芝居のように動画や画像が右から左へ流れて切り替わる「ジャーナル」は、短い動画、多数の画像を集めた緊張感のある動画を編集したいときにお勧めだ。
STEP3 詳細な調整も可能スタイルを決めた後、「作成」ボタンをクリックすれば、自動編集してくれる。できあがった作品は、ひと通り見て確認しよう。
作品の時間は、音楽の長さに合うよう初期設定されている。時間を変えたり、色調や明るさを調整したいときは「パーソナライズ」を開く。画像に字幕を入れたいときは基本動作画面に戻って操作をする。作品は、テレビ画面のように横長なので、写真が縦の場合は上下が切れてしまう恐れがあるので注意しよう。
最後は、できた作品を保存して、作業は終了。DVDのほか、iPod用にも保存できる。
ビデオマジック
ビデオや写真、音楽を組み合わせた動画が手軽に作れる。全体の雰囲気に合わせたひな型を選ぶだけで、自動的に演出効果を付け加えて、雰囲気のある作品に仕上げてくれる。ソフトが明るさや動きを分析して最良の場面を選び出し、音楽に合わせてカットしてくれる。編集が初めてでも簡単。イーフロンティア 標準価格8190円
デジカメ写真やビデオをまとめてスライドショーにできる無料ソフト。作成したら、メールで気軽に送って楽しめる。URLは、http://www.corel.com/servlet/Satellite/jp/jp/Product/1186758061857(YOMIURI PC編集部)