玩具製造の老舗、高橋張子虎本舗(出雲市今市町)で、来年のえとであるうしの張り子づくりがピークを迎えている。作業場には豊かな表情の張り子がずらりと並び、ひと足早い年の瀬ムードだ。
7代目の高橋壮四郎代表(66)たち3人が毎日、古紙で作った型に顔料を塗る作業を繰り返している。同本舗の人形は首を振るのが特徴で、全国から注文がある。サイズは全長25センチ(6300円)と15センチ(2625円)の2種類。県内では松江と出雲市の土産物店などで販売する。
【写真説明】製作作業がピークを迎えたうしの張り子と高橋代表(奥)