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2008年11月10日(月) 23時48分

神殿奥の男女5神像、遺構の堀跡から出土読売新聞

 滋賀県西浅井町の塩津港遺跡(平安時代後期)で、神社遺構から11〜12世紀とみられる木製神像5体が出土し、県教委が10日、発表した。

 人目に触れず、神殿奥に安置される神像が発掘されるのは2例目で、同じ遺構から複数見つかるのは初めて。

 神像は、遺構の堀跡(深さ約60センチ)から見つかった。男神2体、女神3体で高さ10・5〜15・2センチ。男神は冠を着けた礼装姿、女神は髪を垂らして胸の前で腕を組んでいた。同時に対で作られたらしい。発掘例では、島根県出雲市の青木遺跡で2003年、10世紀のものとみられる1体が出土した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000065-yom-soci