新潟県は8日、9月25日に佐渡島で放鳥したトキ10羽のうち1羽を約100キロ東の新潟県関川村で確認したと発表した。放鳥後、トキが本州側で確認されたのは初めて。
県によると、8日午前10時半ごろ、関川村西部の休耕田で、元新潟県愛鳥センター職員が目撃し写真を撮影。環境省と新潟県が、個体識別のため脚に付けた色から、放鳥されたトキのうちの1羽と確認した。
トキは国の特別天然記念物。佐渡トキ保護センターは、27年ぶりの野生復帰を目指し10羽を放鳥。これまで衛星利用測位システム(GPS)機能付き発信機や目撃から、8羽の所在が確認されていた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081109-OHT1T00030.htm