麻生太郎首相は9日夜、JR渋谷駅に近い東京・宇田川町の居酒屋チェーン店で、都内の大学に通う学生約30人とビールで乾杯して懇談した。ただ1時間ですぐお開きとなり、首相は秘書官と高級ホテルのバーに移動し、批判を浴びる日ごろの“麻生流”に逆戻り。まさにつかの間の庶民派アピールとなった。
首相は懇談冒頭であいさつし、日露戦争の勝利、太平洋戦争敗戦からの復興に続き今が3回目の大変革期だと指摘した上で「日本がアジアを引っ張っていく気概を持って」と、若者へ気宇壮大に呼び掛けた。
懇談は自民党が企画。拍手で迎えられた首相は、演歌の鼻歌を披露するなど終始上機嫌で「読んでないと時代に追いつかねえと思うんだな。時代の方が進んでない?」などと得意の漫画談議も披露していた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081109-OHT1T00227.htm