小さなおわんに入った岩手名物「わんこそば」を何杯食べられるか競う第23回全日本わんこそば選手権が9日、盛岡市で開かれ、383杯食べた盛岡市のパート菅原初代さん(44)が2位に100杯以上の大差をつけ、昨年に続き2連覇を達成した。
岩手県をはじめ、秋田県や埼玉県などから男女27人が参加。給仕さんの「はい、じゃんじゃん」「はい、もう一杯」などの掛け声とともに次々とそばを平らげた。わんこそば12、3杯でかけそば約一杯分に相当するため、時間がたつにつれて顔をしかめる姿も。
菅原さんは優勝経験者のため制限時間が一般参加者よりも5分短い10分だったが、前回の340杯を上回る記録で優勝。「(前回を超えるのは)無理だと思っていた。給仕さんの力」と謙遜(けんそん)しながら話していた。
わんこそばは宴席でそばを提供する際、1度に人数分ゆで上げるのが困難なため、少しずつ盛ってお代わりを勧めたことが由来という。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081109-OHT1T00190.htm