2008年11月09日(日) 01時42分
<殺虫剤>ホウレンソウに基準の260倍 名古屋の生協(毎日新聞)
めいきん生協(名古屋市名東区)は8日、同区明ケ丘の「コープ藤ケ丘」で10月下旬に販売したホウレンソウから、残留基準の260倍の殺虫剤「プロチオホス」を検出した、と発表した。健康への影響はないとしている。
同生協が加盟する東海コープ事業連合によると、ホウレンソウは同26日に名古屋中央卸売市場北部市場で仕入れ、同店のみで30日までに販売した462束(1束200グラム)の一つ。29日に買った客から「塩素臭がする」との苦情があったため、農薬検査をした結果、2.6ppmの殺虫剤が検出されたという。プロチオホスは、ブドウ、リンゴ、茶などに使われるが、ホウレンソウへの使用は認められていないため、0.01ppmが残留基準となる。7日午前、保健所に報告した。
事業連合は「通常は産地を確認して購入しているが、不足量を補充するため一時的に尾張地方の産地から仕入れた。産地の調査を始めており他の購入者には、購入履歴をもとに電話連絡した」と説明している。【山田一晶】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081109-00000003-mai-soci