【ワシントン9日共同】セドニー米国防次官補代理(東アジア担当)は8日、在沖縄海兵隊のグアム移転が目標通り2014年までに完了できるとの考えを表明した。
在日米軍を統括するキーティング太平洋軍司令官が5日の講演で、経費増により海兵隊グアム移転が1年前後遅れる見通しを明らかにしたが、米政府としてはあくまで当初の移転目標を堅持する構えを強調する狙いとみられる。
声明は「日本政府は一貫して沖縄の普天間基地移設は2014年末までに完了するとわれわれに述べており、(セットで行われる)在沖縄海兵隊のグアム移転も(14年までに)完了することができる」と表明、さらに「在沖縄米軍の兵力を減らしながら、抑止力を高めるという新たな体制を構築する決意に変わりはない」と在日米軍再編の必要性をあらためて指摘している。