【モスクワ9日共同】ロシア大統領府は8日、メドベージェフ大統領がオバマ次期米大統領と電話会談し、近く両者が会談すべきだという点で一致したと発表した。
大統領府によると、メドベージェフ氏はオバマ氏の当選を祝福。2人は、米ロ関係の発展が両国民や国際社会にとり重要で、世界の安定に向け協力することを確認した。
米ロ関係は、東欧での米ミサイル防衛(MD)計画などをめぐり「新冷戦」と呼ばれるほど悪化。インタファクス通信によると、ロシアのラブロフ外相は同日、米国からMD計画などに関して提案があったが、過去の合意の範囲を超えていないと指摘。オバマ次期政権とこの問題で建設的な協議ができるよう期待していると述べた。