竹原で相田みつを展開幕（中国新聞）
「にんげんだもの」などのフレーズで親しまれる書家・詩人の相田みつを（1924—91年）の作品を紹介する「相田みつを全貌（ぜんぼう）展」が８日、竹原市のたけはら美術館で始まった。市制50周年を記念して市や中国新聞社などが主催。初日から多くのファンが鑑賞に訪れた。30日まで。
毛筆による独特の書体でメッセージをつづった作品104点を展示。「うつくしいものを 美しいと思える あなたのこころが うつくしい」（75年）など、短歌の素養を生かした平易な言葉には、リズム感があふれる。亡くなる２週間前の絶筆「一」「円相」の書やろうけつ染めも並べた。
【写真説明】「にんげんだもの」など、なじみのあるフレーズが鑑賞できる相田みつを全貌展