東京都原爆被害者団体協議会(東友会)の結成50周年記念式典が8日、都内の会館であった。被爆者同士が支え合い、援護の充実を勝ち取る拠点となった会の歩みを振り返り、核兵器廃絶の誓いを新たにした。
会員の被爆者や支援団体の代表ら約200人が出席。藤平典(とうへいのり)副会長が「50年間、『再び被爆者をつくるな』の一点で結束を保ってきた。この歩みを続けたい」とあいさつ。飯田マリ子会長がスライド上映を交え、被爆者援護法などを実現した活動を振り返った。
続いて祝賀会も開き、「被爆者が生きているうちに核廃絶を」などのアピールが相次いだ。
【写真説明】東友会結成50周年の記念式典であいさつする藤平副会長