任期満了に伴う那覇市長選が九日告示され、三選を目指す無所属で現職の
ほかに届け出の動きはなく、翁長氏と平良氏の事実上の一騎打ちとなる見通し。十六日に投票、即日開票される。
与野党ともに次期衆院選の前哨戦と位置付け、総力戦の態勢。翁長氏が人件費削減や職員の意識改革による市民サービス向上など二期八年の実績をアピールするのに対し、平良氏は後期高齢者医療制度の廃止などを前面に掲げ、自公連立政権に対する批判票の取り込みを狙う。
翁長氏は選挙事務所前での第一声で「八年で約百五十億円の歳出削減をした。今度は(市街地の)再開発などで歳入を確保したい」と三期目への意欲を強調。平良氏も事務所前で「自公政治に終止符を打ち、沖縄と日本の政治を変えたい。市民が主人公となる市政を目指す」と強調した。
屋良氏は財政再建と談合や天下りの禁止などを訴えた。