【ニューヨーク6日共同】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議のソン・キム米担当特使は6日、学術会議出席のため訪米中の北朝鮮外務省の李根米州局長とニューヨークで協議した。両氏は米朝それぞれの次席代表を務めている。
6カ国協議は今後、米朝が先月合意した北朝鮮の核計画申告の検証方法について、首席代表会合を開いて文書化を目指す。しかし北朝鮮は米朝で口頭了解した核施設からの「サンプル(試料)採取」などについて、日本などが求める文書への記載を拒んでいる状態で、会合開催のめどはたっていない状態。
キム特使はニューヨークで5日、韓国次席代表の黄浚局外交通商省北朝鮮核外交企画室長とも協議を実施。「経済・エネルギー支援」作業部会の議長国である韓国と、北朝鮮が明示を求めている今後の支援スケジュールを詰めたとみられる。