『裁判員に選ばれたら、どのような服装で行けばいいのでしょうか。審理で私たちも法服などを着ることはあるのですか。』
質問の趣旨は、裁判というのは「有罪か無罪」かを決め、「有罪」の場合にはどのような刑がふさわしいかを決定する重要な場面なので、特別な服を着る必要があるのではないかと思われてのことだと思います。
しかし、裁判員に選ばれた方の服装については、具体的な決まりはありません。このため、普通の服装でお越しいただければ結構です。裁判官の法服を着ていただくこともありません。
ただ、裁判は公開の場で行われていますし、法廷には、被告人のほか、事件の被害者や遺族、目撃者など様々な立場の方がいます。そのため、やはり裁判員になった方には、常識の範囲内の服装でお越しいただきたいと思います。
(札幌地裁刑事第1部判事 坂田威一郎)
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来年5月から導入される「裁判員」に、あなたも選ばれるかもしれない。でも、法廷なんて行ったことがないし、どんな心構えが必要なのやら——。制度にまつわる素朴な疑問、質問に、司法の世界に身を置く専門家がズバリ答えます。(随時掲載)
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