山陰の冬の味、松葉ガニ(ズワイガニ)漁が6日、一斉に解禁された。鳥取県岩美町の網代漁港では漁船から取れたてのカニが次々と初水揚げされ、港は活気づいていた。
網代漁港の初日の水揚げは松葉ガニが407キロ、雌の親ガニが1821キロ。昨年初日の1隻当たりと比べると松葉ガニはほぼ平年並み、親ガニは半分以下だった。松葉ガニの浜値の最高は昨年と同じ1匹2万円。キロ当たり単価も松葉ガニが約1300円、親ガニが約700円それぞれ昨年より高かった。
7日朝には県内の鳥取港や境漁港、田後港でも初競りがある。親ガニは来年1月10日まで、松葉ガニは3月20日まで漁が続く。
【写真説明】漁船から次々に水揚げされる松葉ガニ(鳥取県岩美町の網代漁港)