2008年11月06日(木) 13時06分
<覚せい剤>密売でリーダー格のイラン人ら逮捕 警視庁(毎日新聞)
警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は6日、イラン国籍の住所不定、無職、ナセル・アスラン・ファアル(38)と自称イラン人の豊島区要町、無職、アリレザ・アスラニー・ファアル(30)ら3容疑者を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)容疑などで逮捕したと発表した。ナセル容疑者は密売グループのリーダー格で、05年以降月1000万円を売り上げたとみて追及する。
調べでは、ナセル容疑者は8月12日、新宿区高田馬場のマンションで、覚せい剤約58グラムとコカイン約73グラムを所持していた疑い。アリレザ容疑者は10月7日、豊島区要町の住宅街の路上で、覚せい剤約0.3グラムをパチンコ店店員の男(39)=覚せい剤所持で既に起訴=に3万円で売った疑い。
警視庁によると、ナセル容疑者が潜伏していた神奈川県藤沢市内のホテルから、顧客50〜150人の連絡先がそれぞれ入った携帯電話5台が見つかった。ナセル容疑者は売買交渉をした後、アリレザ容疑者ら7人に受け渡し日時や場所を指示し売らせていたという。
今夏、世田谷や新宿で密売していたイラン人の売り子が逮捕されたため、豊島区に拠点を移して密売していたらしい。【武内亮】
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