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2008年11月06日(木) 12時23分

スマートフォン所有のユーザーは検索利用に積極的japan.internet.com

最新で最先端のインターネット対応スマートフォンは、所有欲を刺激する存在にも関わらず、つつましいインターネット検索がユーザーの行なう最も一般的な行動を占めている。

Kelsey Group が発表した携帯端末利用に関する第2回年次報告によると、これまで以上にインターネット対応スマートフォンを所有するユーザーが増え、製品情報および地域地図や道順検索のために利用する頻度が増えているという。

調査では、携帯端末ユーザーの18.9%がスマートフォンを利用し、調査対象のうち49.2%が、新しい最先端の携帯端末を今後2年間のうちに購入する計画だと明らかになった。また、Web サイトにアクセスしているスマートフォンユーザーの割合は、2007年の32.4%から2008年には38.9%へと増加し、年平均成長率では20%になっている。

「今回の調査結果は、携帯端末がすでに日常生活に欠かせない一部となり、先端機能とインターネット対応機能によって主流になりつつあることを示している」と、Kelsey の調査コンサルティング部門ディレクタ Steve Marshall 氏は語った。「日常生活におけるスマートフォン利用の定着度に着目したのは初めてのことだ」

こうした調査結果は、先端機能やネットワークの高速性、さらには魅力的なアプリケーションをてこに、新規ユーザーの獲得を図るスマートフォンメーカーと通信事業者にとって、好材料といえる。加えて、通信事業者にとって移動体データ通信は、売上増進の牽引役として存在感が増している。しかし、こうした状況を利するには、ユーザーの支持を勝ちとり、引き留め続けておかねばならず、製品の選択肢、料金プランのオプション、携帯端末のインターネット機能に対する期待、といったものが増加していることを踏まえると、かつてないほど難しい課題だ。

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