2008年11月06日(木) 23時09分
再利用実験ペットボトル、味などに異常…環境省が販売延期へ(読売新聞)
環境省は6日、横浜市と千葉県柏市をモデル地区に8月から始めたペットボトルの再利用実験で、今月上旬に初めての販売を予定していた再利用商品の品質に異常が見つかったため、発売を延期したと発表した。
問題があったのは、消費者から回収したボトルを洗浄した後、ミネラルウオーターを再充填(じゅうてん)した商品。先月下旬、群馬県内の製造工場で品質管理担当者らが検査のため開栓したところ、味やにおいに異常があった。原因は不明で、同省で原因を調べているが、販売が来年以降にずれ込む可能性もあるという。
実験は、ドイツなどで行われているペットボトルの再利用が日本で定着するかどうかを調べるもので、厚手の専用ボトルに詰めたミネラルウオーターを販売後、ボトルを回収して洗浄し、再び中身を詰めて販売する仕組み。これまでに約880本を回収し、552本が再利用商品として初めて販売される予定だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081106-00000057-yom-soci