2008年11月06日(木) 21時21分
金融機能強化法改正案が衆院通過(産経新聞)
衆院は6日の本会議で、金融機関に予備的な公的資本注入を可能とする金融機能強化法改正案を採決し、注入先の経営責任を明確化するなど民主党の主張の一部を盛り込んだ修正案を、自民、公明両党などの賛成多数で可決し、参院に送付した。参院は7日の参院本会議で趣旨説明を行い審議入りする。
民主党は5日の衆院財務金融委員会の採決と同様に、本会議の採決で修正合意できた部分だけを切り離し、それ以外の改正案と分けて採決するよう要求したが、与党は分割採決の前例が50年以上ないことから拒否。このため、民主党は本会議採決で反対した。
民主党は参院審議で、新銀行東京を資本注入の対象から除外することや、農林中央金庫に資本注入する際には国会の事前承認を必要とすることなどを盛り込んで改正案を再修正する構えだ。この場合、与党は衆院可決した改正案が参院で否決されたとみなし、憲法59条に基づき衆院の3分の2以上の賛成で再議決し、成立させる。
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