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2008年11月05日(水) 00時13分

<柏崎原発>ボルト折損など34件 不適合確認毎日新聞

 新潟県中越沖地震による影響を調べる調査で、東京電力は4日、柏崎刈羽原発(新潟県)の共用設備の変圧器などでボルト折損や配管が曲がるなど34件の不適合を確認したと発表した。20件は地震の影響だが、補助ボイラーの蒸気漏れなど8件は地震と無関係な経年劣化という。6件は地震の影響を否定できないが不明という。

 また、各原発ごとの調査では、1〜5号機の海水の取水・放水管の内側に地震によるとみられる最大6.2センチのゆがみが見つかった。地震の影響以外では、原子炉内の冷却水を循環させる5号機のジェットポンプ1台で配管の継ぎ目に約2ミリのすき間があった。流量など機能への支障はなく、95年のポンプ取り換え時の施工ミスが原因らしいという。

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