著作権譲渡をめぐる詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー
兵庫県の投資家と十億円で仮契約した際、小室容疑者は「印税収入の差し押さえ解除のために必要」と説明して五億円を支払わせていたが、特捜部は、当初から借金返済が目的だったとみて詳しい経緯を調べる。
関係者によると、投資家は二〇〇六年八月七日に仮契約。二十九日までに、小室容疑者が役員を務めるプロダクション「トライバルキックス」の監査役
しかし、その日のうちに約三億四千万円が投資・建設事業持ち株会社A・Cホールディングス(東京)から受けた「月利5%の高利融資」の返済に充てられ、一億五千万円も小室容疑者の借金を肩代わりした木村容疑者に支払われたという。