麻生太郎首相は5日夜、米大統領選で民主党のオバマ氏が勝利したことについて「日本は米国との関係を50年以上培ってきた。新しい大統領とも維持していくことが1番大事だ」と述べ、次期政権下でも日米関係の堅持に努める考えを強調した。官邸で記者団の質問に答えた。
次期政権の対北朝鮮政策については「基本的にこれまでと同じだ」と指摘。在日米軍再編問題に関しても「共和党から民主党に政権が代わっても沖縄に対する政策は急に変わると思わない」と述べた。
首相はこれに先立ち「オバマ氏の優れたリーダーシップの下、国際社会と協調しながら、さらに前進を遂げていくことを確信している」との談話を発表。この中で「オバマ氏と力を合わせ、日米同盟を一層強化し、また国際経済、テロ、地球環境等の国際社会全体の諸課題の解決に向け、力を尽くしていきたい」と強調した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081105-OHT1T00288.htm