2008年11月04日(火) 22時29分
富士通 独シーメンスとの合弁会社を買収(産経新聞)
富士通は4日、コンピューター事業を手がける独シーメンスとの折半出資子会社「富士通・シーメンス・コンピューターズ」(FSC、オランダ)について、シーメンス保有の全株を買い取り、来年4月1日付で完全子会社化することで基本合意したと発表した。買収額は4億5000万ユーロ(約562億5000万円)。海外でパソコン事業を強化したい富士通と、エネルギーなど他の分野に経営資源を集中したいシーメンスの思惑が一致した。
FSCは、欧州にある両社の製造・販売拠点を統合し、1999年に設立した。2007年度の売上高は66億1400万ユーロ(約8267億円)、最終利益は7200万ユーロ(約90億円)。主にサーバーやパソコンの開発、販売を手がけており、社員数は約1万人。
富士通は、買収を機に日本などにあるサーバーの開発機能をFSCに集中する。また、日本や海外拠点との連携を深めることで、海外におけるコンピューターの主要開発拠点に育てる方針。
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