一九九〇年代に数々のヒット曲を生み出した
近年は事業の失敗や離婚の慰謝料支払いで多額の借金を抱えていたという。小室容疑者が役員を務める「トライバルキックス」(東京)の役員も譲渡契約にかかわっており、事情聴取。
関係者によると、小室容疑者らは二〇〇六年八月、八百六曲分の著作権について、所有していると偽り、十億円で売却する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性と締結。代金の一部として、五億円を受け取り、だまし取った疑いが持たれている。
この五億円の支払いをめぐり、小室容疑者と投資家は民事訴訟で争ったが、〇八年七月、小室容疑者が六億円を支払うことで和解。しかし、解決金は期日までに支払われず、投資家が小室容疑者を大阪地検に告訴した。
小室容疑者は一九八四年、バンド「TMネットワーク」でデビュー。九〇年代には、音楽プロデューサーとして、