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2008年11月04日(火) 10時27分

小室哲哉容疑者ら3人を逮捕「被害者に反省し、謝罪したい」サンケイスポーツ

 人気グループ「globe」のメンバーで、数々のヒット曲で日本の音楽シーンをリードした小室哲哉・音楽プロデューサー(49)が、兵庫県内の個人投資家(48)に音楽著作権の譲渡を持ちかけ、5億円をだまし取った疑いが強まったとして大阪地検特捜部は4日、詐欺容疑で小室容疑者を逮捕した。小室容疑者は大阪地検特捜部の調べに「被害者に反省し、謝罪したい」と容疑を認めているという。

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 特捜部はほかに、小室容疑者が中心になって設立したイベント企画会社「トライバルキックス」の役員木村隆容疑者(56)ら2人も共犯として逮捕された。

 関係者によると、小室容疑者らは平成18年8月、自らがプロデュースした楽曲806曲の著作権を所有しているなどと偽り、10億円で譲渡する契約を投資家と締結。代金の一部として5億円をだまし取った疑いが持たれている。

 806曲は大半が小室容疑者が作詞作曲したものだったが、著作権の一部はすでに音楽会社「エイベックス・エンタテインメント」などにあり、小室容疑者に著作権譲渡の権限はなかったという。

 小室容疑者は近年、事業の失敗や離婚の慰謝料支払いで多額の借金を抱えていた。

 また、著作権の使用に伴う印税収入の権利についても、離婚慰謝料の不払いで前妻から差し押さえられていた。

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