護憲をテーマに、前広島市長で広島マスコミ九条の会の平岡敬代表(80)が平和憲法の意義を語る講演会が3日、三原市円一町の市中央公民館であった。市民グループ「九条の会・三原」などが主催。約130人が参加した。
平岡氏は「憲法の空洞化が進んでいる」と述べ、イラクへの自衛隊派遣などを進めた政府の姿勢を「国際貢献というが、実際は米国への貢献でしかない」と批判。事実を伝えるマスコミの重要性を挙げて米国への依存体質からの脱却を訴え、「九条を生かした新たな社会をつくる努力が必要だ」と強調した。
【写真説明】平和憲法の意義を語る平岡氏