長崎原爆による死没者の遺族に、当時の警察署が交付した「爆死証明書」を保管する長崎原爆資料館(長崎市)は、同証明書二通を五日から一般公開する。これまで個人情報保護を理由に非公開としてきたが、公開を求めていた長崎市の私立活水高校非常勤講師
今回の公開は期間限定だが、山川さんは「平和教育や被爆の実相を伝えるために大事な資料。できれば常時展示して多くの人に見てもらいたい」と話している。
長崎原爆資料館によると、爆死証明書は被爆死した人の遺族が死亡届を出す際、警察署が死亡診断書の代わりに交付したとみられる。同資料館は遺族から寄贈を受けるなどして計十一通を保管している。
公開されるのは、爆心地の百メートル以内で陶器店を営んでいた
公開は来年一月十五日まで。問い合わせは同資料館、電話095(844)1231。