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2008年11月03日(月) 00時00分

サーフィンで町おこし 浜田中国新聞

 サーフィンなど海洋レジャーを通じた町おこしを考える「マリンツーリズム講演会」が1日、浜田市下府町の国民宿舎千畳苑であった。福島県で「南相馬市サーフツーリズム」運動を進める福島大の奥本英樹准教授(42)が実践報告。石見地方や広島県のサーファーら約70人が意見交換した。サーファーでもある奥本准教授は「都会のサーファーを定住につなげ、子育てにも優しい町をつくるのがサーフツーリズム」と説明した。

 南相馬市では行政や経済界も含めた推進組織を設け、夏以外も海辺で過ごせるよう美化運動や行事を重ね、市民の理解を深めていったという。監視員を長期常駐させたり、サーファーの腕に応じて海域を分けるルールづくりなどの工夫もした。これまで6年間の取り組みで飲食店や民宿が増える効果が表れているという。奥本准教授は「ビジョンを描き、まちづくりに熱意を持とう」と呼びかけていた。

【写真説明】<左>サーフィンなどを通じた町おこしを話し合った講演会
<右>海洋レジャーを通じた町おこしを語る奥本准教授

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811030051.html